スタッフ


おもてなし講座を卒業した方で、日本のおもてなしを世界に広めていこうという同志がスタッフとして講座を創っています。
おもてなし講座を創る側から参加することで、あなたの日常やビジネスに大きな影響をもたらします。
なぜなら、あなたが仕事を通して活動することそのものが、世界から尊敬されてきた日本文化と精神に息吹を吹き込むことになるからです。

スタッフには、講師、講座スタッフ、イベントスタッフ3つの参加の仕方があります。

1・講師

おもてなし講座の講師となって、日本のおもてなしの素晴らしさを伝える人

条件は2つで、裏千家茶道 茶名以上、または、他流の同等の資格を保有し、かつ
おもてなし講座一ノ段、ニノ段を終了していること

2.講座スタッフ

おもてなし講座を受講した後、講座運営を一緒に創っていく人

3・イベントスタッフ

子供たちに「お茶」の素晴らしさを伝えるボランティア活動、大使館での献茶などさまざまなイベントに出かけて、おもてなしのすばらしさを伝える人

おもてなし講座を卒業された方で、スタッフとして共に活動することを希望される方はご相談ください。

スタッフ紹介


2020年度のオリンピック招致活動の際、滝川クリステルさんのプレゼンテーションで、あらためて脚光を浴びた「お・も・て・な・し」

日本人なら知らない人がいない言葉だと思いますが、私たちの回りでは、高級なホテル・旅館・レストランなど主にサービス業においてお客様に最高のサービスを提供するような意味合いで漠然と使われているように感じます。

オリンピック開催地が東京に決まり、海外からも多くのお客様が来日され、日本という国、日本人を更に知って頂く機会を得たことで企業・団体ばかりでなく、個人として自分ができる「おもてなし」はなんであろうかと考える方も少なくないと思います。

私自身、欧米他いくつかでの長期海外生活の中で、一時帰国の際に、配慮の行き届いた日本のビジネス社会におけるサービスには敬服する思いがありました。これは所謂50/50のビジネスライクという合理的な関係ではなく、昔から和を大切にする文化を築いてきた背景によるものではないかと常々思っていました。

おもてなしの語源は諸説ありますが、憲法十七条(聖徳太子)の第一条に「和を以って貴しとなす」という文もその一つとして考えられているそうです。

日々の生活において「おもてなし」は、サービスの一方的な提供に対することではなく、「和」が貴いとされるためには、「おもてなしをされる」側の力量や資質にも大きく関わるのだと感じています。 経済的部分だけはなく、価値観、品性、配慮など人としてもてなされるのに相応しい客でありたいと思います。

「おもてなし講座」では、日本文化の代表の一つ「茶の湯」を通じて、亭主側からの単なるサービスの提供ではなく、「もてなされるチカラ(=客ぶり)」の大切さを考え、その場その時に最高の状態を亭主・客と共に創り、心の交わりの大切さに気付かせて貰えます。 

日頃の生活・ビジネスの中でも共通することも多く、自分自身と周りが共に成長する術として「おもてなし講座」は、日本文化の素晴らしさを通じ、更に大きな視点で皆様の人生を心豊かしてくれるものだと思います。


わたしにとって、おもてなしは日常のくらしの中にあり、仕事の中にもあります。インテリアデザインの仕事を自宅でしておりますので、協働する企業の方やくらしを一新したいお客様をお迎えし、ビジネスとしてのおもてなしを日常におこなっています。茶箱やおもてなしの道具を職人や作家に作っていただくこともあり、おもてなしをするためにはどうしたらいいかをよく考えるほうだと思っていました。

おもてなし講座を久保先生が開設するにあたり、茶箱をご用意させていただくことになり、普段のお稽古とは趣の異なった水屋仕事=講座をスムーズに進行させるためのお手伝いもさせていただくようになりました。講座がどのように受け止められるかを体感しようとニノ段を受講しました。細かい所作のご指導、おもてなしのお茶を点てるための心構え、茶道への導入としての座学も深く、お稽古では、長い時間をかけて学ぶ気づきを、講座の中で短期間に授けていただける内容でした。古来の茶文化を知る喜びを感じながら、お茶室で集中して学ぶ、充足した時を過ごすことができました。

この講座で、簡単に早く要点を得られるようになるということは、大変にありがたいことなのですが、心を込めてやり続けなければ、真のおもてなしはできません。その意味では、茶道の本道とかわりがないことだと感じています。

おもてなしすることをビジネスにいかしていると思っていた私ですが、この講座を受けてみて、自分の足りなさを痛感し、より深くお客様を思う心が芽生えてきたことを実感しています。茶道の稽古にも影響があり、以前より集中して取り組めるようになりました。

わたしの実家は寺で、修行後は仏道を第一に考えて生きたいと思うようになりましたが、茶道もその一直線上にあり、さらにはくらしのすべてにも繋がっていることを日々感じられるようになりました。おもてなし講座の水屋仕事をさせていただくことは、生活に忙殺され、調和の精神をすぐに忘れてしまう愚かなわたしにとって、大変にありがたい学びの時間となっています。


おもてなし講座に参加しようと思ったきっかけは、「戦前は茶の湯は商談の場だった」という久保先生の言葉に興味を持ったからでした。お茶を点てることで、ビジネス・パートナーや取引先と直心の交わりができたらどんなにいいだろうか。そう考えて、おもてなし講座に参加させて頂きました。

講座の中で、10名の人にお茶を点ててきてくださいという宿題がでました。 誰にお茶を点てようかと考えた時に、ふと両親が頭に浮かびました。久しぶりに実家を訪れ、お茶を点てると気づいたことがありました。それは、独立してから親ときちんと向き合ってこなかったということです。何気ない会話はしていましたが、お茶を点てる間手持ち無沙汰にしている両親がいて、面白い。そうしたら、静かにお茶を点てている場に一緒にいられることに感謝の気持ちが湧いてきました。久しぶりに両親と充実した時間を過ごし幸せでした。疎遠になっている訳ではありませんが、お茶を通じて関係が深まったと思います。

また、私はインドで日本のスイーツとパンのお店を経営していますが、そのスタッフたちにお茶を点てた時のことです。日頃ボスと呼ばれ、仕事の指示はしますが、仕事以外で彼らと一緒に過ごすことがほとんどなかったので、これから何が起こるのかと興味津々。あるスタッフが苦いであろう抹茶を一気に飲み干して、満面の笑顔を見せてくれた時、思わずこちらも笑顔になりました。言葉では説明が難しいですが、二人の間に何かがありました。お湯を沸かすこと、お菓子を切って出すことから全て自分で行い、もてなそうと思っていましたが、彼の笑顔にもてなされた気がしました。それ以来、スタッフたちとの関係が近くなったと感じます。

ビジネスで関わる人たちにもお茶を点てていますが、自分にとって印象に残ったのは、親や従業員など近い関係の人たちです。最初にお茶を点てたいと思った趣旨とは違う成果が出て自分でも驚いていますが、これからも世界中の人たちに、お茶を通して直心の交わりをしていこうと思っています。