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一座建立

チームで何かを成す時、
何を意図し、どのようなストーリーを創り、共に一つを創り上げる同志への感謝、創り上げていく時間が楽しくワクワクしているかとても大切ですね。

日本の文化に一座建立という言葉があります。
一座建立で物事を創り上げていくと一体どんなことが起こるのでしょうか。
私はいつも一座建立を意識して物事を創っています。

茶室の中だけでそれをしていてはもったいない。
日常で、仕事で、組織の運営で生かされるといいですね。

昨秋、全国的な組織として活動される皆様に、一座建立を体験していただくために、あえて外でお茶を点てました。

自然と調和する、大いなるものを感じる。
何をするにしてもそこをなくしてもの事は大きく進みませんね。

おもてなし講座体験会

5月15日(水)19~21時
6月28日(金)19~21時

場所 文京区大塚5-41-6
体験会参加費 2000円

おもてなし講座一ノ段 
29期 9月19日.10月17日.10月31日(木曜日 13~15時30分)
30期 10月12日.10月26日.11月 9日 (土曜日 19~21時30分)

お点前

少し疲れている時、自然光が射しこむ茶室の中で、
器物の取り置きの音、衣擦れの音、柄杓から水が落ちる音、
お茶を点てる茶筅の音が何とも心地よく癒してくれます。

淡々とお点前をし終わると、すっきりするのはなぜでしょうね。

日常でモヤモヤすることがあっても、一点前すると何かすっとするので続けているのかもしれません。

神戸の震災後一年半お点前ができない時期がありました。
私にはお茶が必要なのだと痛感したことがあります。

段々と、日常の所作が雑になっている。
段々と、人とのお付き合いを端折っている。
段々と、物事の考え方が全体を捉えずに自分本位にしている。

 こわいこわい。

その怖さに気づけたので、なかなか稽古場を復活しない80才を迎えようとしている先生に「先生、お稽古がしたいです!」と何度も言い続け再開することができました。

 もし、あの時、お茶を再開していなければ、どうなっていたやら。

  あ~~こわいぃ~~。

講座スタッフ

おもてなし講座は、会社の応接室で一服のお茶をおもてなしし、これからの商談や大切な時間の前に心を整えるひと時を創っていただくコンセプトで創りました。

それが、講座を進める中で、受講者がおもてなし茶箱を持ち出し、さまざまな場面で一服のお茶をおもてなししています。
私の想像していた小さな世界をアッという間に飛び越え、おもてなし茶箱は受講者の想いを伝える道具となり大切な出会いを創り続けています。

また、講座を卒業された人の中から、新しく受講する人たちをサポートする人が生まれています。
彼女たちは「受講中の皆さんの考えに触れると、自分では思いつかないおもてなしがあります。自分が受講している時には見えなかった世界があります」と言って、私と共におもてなし講座を大切に育ててくれています。
 
新しく仲間になった講座スタッフをホームページに掲載しました。
おもてなしが日常でどのように生きているか参考にしてくださいね。
(下記をクリックして画面を下がってください。富樫多恵さん、柾谷美奈さんが新しい仲間です)

講師・スタッフ紹介

花を飾る

桜が見ごろですね。
買い物に出かける道々に桜を見つけては足を止めて楽しんでいます。

さて、日頃、パソコンに向かい仕事をしている人がおもてなし講座を受講されました。
オフィスでお茶をおもてなしするにもデスク周りに書類が積まれており、
なかなかお茶のおもてなしをする気分になれないままいたようです。

数日かけて、書類を整理し、おもてなしをする日がやってきました。

花を生けようと思っても、日頃、花を買う習慣がない男性にはハードルが高いことですね。
そこで、彼は仕事の一環で自然の写真を撮影されており、季節の桜を大きな画面に映し出し、
長年一緒に仕事をしている同世代の男性パートナーに「いつもありがとう」とお茶をおもてなししました。

もう何十年も一室で仕事をしてきたパートナーではありますが、お礼なんて言ったことがなく、パートナーはとても驚いていましたが、何か想いを受け取ってくれたようです。

本物の桜を準備できなくても、彼のプロとしての桜の写真を準備し、
場を整え、おもてなししたオフィスの一室は、茶室に勝る空間であり、
本物のおもてなしでありますね。

桜を愛でるたび、彼のエピソードを思い出します。

令和

万葉集の三十二首の序文「初春の令月にして気淑く風和ぎ梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」によるのですね。

この機会に、万葉集関連の書籍が相次いで在庫切れのようですね。 日本最古の歌集に国民が興味を持つことが素晴らしいですね。

足元を整え、新しい時代を謳歌する。
爽やかな風を感じますね。

令和にあやかり、おもてなし講座の名を改め「一座建立 おもてなし講座」とし、本日からブログをはじめます。

亭主と客 そして、大いなるものが一体となった姿を一座建立と言います。
万葉集の世界観です。

「一座建立 おもてなし講座」が、自然を大切にし目の前の人と良い世の中を共に創っていこうとする方へ届きますように。